香害8 香害についての国会審議 2021年4月

「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!

 

 

 

最後に、4月9日に行われたマイクロプラス
チックについての国会での質疑(一部省略)
を添付します。

 

 

 

地方創生・消費者問題特別委員会での質問

         2021年4月9日(金)

 

福島瑞穂参議院議員

「香りの害で苦しむ人たちが増えております。
マイクロカプセルに香りの成分を閉じ込め
て使用する柔軟剤などの使用で人体、環境
に影響が出ております。
まず、環境省は、マイクロカプセルの使用をや
めるよう強く取り組むべきではないでしょうか
海岸漂着物処理推進法の改正により、附則第二
項、政府は、海域におけるマイクロプラスチック
の抑制のための施策の在り方について検討し、
措置を講ずることになっております。
マイクロカプセルについても対応すべきでは
ないでしょうか」

 

 

環境省・森光敬子

「(351字 省略)

業界との意見交換を行うとともに、存在の
実態、それから最新の科学的知見や国際的な
動向に関する情報収集に努めまして、実効的
な施策の在り方を検討していきたいという
ふうに考えておるところでございます」

 

 

福島

「(43字 省略)
環境省は、香りを閉じ込めるマイクロカプ
セルについても使用抑制を業界、メーカー
に対して問題提起し、これを求めるべき
ではないでしょうか

 

 

環境省

「(104字 省略)

御指摘のこのナノプラスチック、これに
絞った形の研究調査というのは今行うこと
にはしておりませんけれども、いずれに
しましても、今御説明いたしました環境
研究総合推進費による一般大気中のマイクロ
プラスチックの存在、それの調査、この中
で可能な限り知見、研究を進めていきたい、
知見の収集と研究を進めていきたいという
ふうに考えておるところでございます」

 

 

福島

「(32字 省略)

海外ではやっぱりこれ、マイクロカプセル、
マイクロプラスチックやめようという、
少なくしようという方向ですから、環境省
としては、メーカーに対してもっと強く
言っていただきたい
いかがでしょうか」

 

 

環境省

「委員御指摘の国際的な情勢、これがだんだん
状況が進んできているということにつきまして
も、業界側に提示をし、その同じ共通認識を持
つという形で意見交換をしておるという状況
ございます」

 

 

福島

「メーカーの反応、どうですか」

 

 

環境省

「(195字 省略)

私どもから国際的な状況をお伝えをしたり、
またメーカー側で独自に集めたような情報に
ついても私どもいただいて、それを参考にさ
せていただいたりというようなことをさせて
いただいておるというところでございます」

 

 

福島

「業界とは、どこと交渉されていますか」

 

 

環境省

「済みません、これは、意見交換につきま
しては、そういう、外に出すという形での
話をしておりませんので、詳しくは申し上
げませんが、御指摘のそのような製品を作
成している、作っている製造元の団体とい
うことでございます」

 

 

福島

「環境省、今日は前向きにいろいろ答えて
いただいたと思いますが、海岸漂着物処理
推進法の改正によってマイクロプラスチック、
マイクロカプセル、これ抑制しよう、なく
そうという動きですから、是非そこに向かっ
て業界、メーカーにきちっと話をして説得し
てくださるよう心からお願いを申し上げます。
公害について、環境への影響の調査研究を
行うべきではないでしょうか。
マイクロカプセルより今小さいナノマテリア
ルについての調査もやるべきではないでしょ
うか
国立環境研究所やいろんなところで取り組む
ことはできないでしょうか」

 

 

環境省

「(221字 省略)

御指摘のこのナノプラスチック、これに絞った
形の研究調査というのは今行うことにはして
おりませんけれども、いずれにしましても、
今御説明いたしました環境研究総合推進費に
よる一般大気中のマイクロプラスチックの存在、
それの調査、この中で可能な限り知見、研究を
進めていきたい、知見の収集と研究を進めてい
きたいというふうに考えておるところでござい
ます」

 

 

福島

「ありがとうございます。
大気中のものを調べたら、やはりいろいろ
出てくると思うんですね。
それを私たちは数わけで、子どもたちが
吸うわけですから。
このマイクロプラスチックの中に、ナノマテ
リアル、ナノプラスチックも入るという理解
でよろしいですか」

 

 

環境省

「はい、入ります」

 

 

福島

「どんどんちっちゃくなっていて、海に流れ
れば魚が食べて食物連鎖になる、大気中にあ
ればそれを私たちは小さな微粒子をもう肺とか
全部吸ってしまうという問題があります。
今はかかっていないけれど、花粉症もそうで
すが、人ごとだと思っているとみんなかかって
しまうという問題があり、本当にこれで苦しん
でいる人が多いんですね。
環境省が頑張ってくださるようお願いします。
ところで、その研究はいつ頃結果が出ますか

 

 

環境省

「(112字 省略)

まず三年間の研究を予定をしているという
ところでございます」

 

 

 

 

 

 

福島

「(44字 省略)

厚労省は、香害による被害について
承知しているんでしょうか。
マイクロカプセルの使用をやめるよう、
まさに強く取り組むべきではないでしょうか
環境省は環境問題です。
厚労省は人体の被害ですよ、いかがですか」

 

 

厚労省・宮崎淳文

「(127字 省略)

このいわゆる香害については、その概念、
あるいは、現時点ではその発症機序などがまだ
現時点で残念ながら不明あるというふうに認識
をしておりまして、その疾病概念が確立して
いない段階に残念ながらございます。
こうした中で、厚生労働省として何らかのそういう
規制なりを掛けていくというのはなかなか現時点
では難しいと考えておりまして、引き続きその関連
する研究等を進める中で対応をしていくというふう
に考えているところでございます」

 

 

福島

「では、研究はどこでやるんでしょうか、厚労省。
香害は、使用量の問題ではなく、製品に使用され
ている化学物質の問題です。
人体に対する影響について調査研究をすべきでは
ないでしょうか。(107字 省略)」

 

 

厚労省

「(290字 省略)

厚生労働科学研究の中で、昨年度、令和二年度
から、この種々の症状を呈する難治性疾患にお
ける中枢神経感作の役割の解明と患者のケアの
向上を目指した複数疾患領域統合多施設共同疫
学研究というものを今進めていると、支援をし
ているというところがございます。
こうした支援、研究の支援も通じまして、引き
続きその病態の解明に向けて知見の収集に取り
組んでまいりたいと考えているところでございます」

 

 

福島

「それは、いわゆる化学物質やいわゆる香害が
まさにそれを起こしているということの究明に
なるんでしょうか」

 

 

厚労省

「(80字 省略)

そういうものが明らかになるということも
考えられると思います」

 

 

福島

「今日、環境省は、空気中のまさにマイクロ
カプセル、マイクロ、小さいもの、ナノマテ
リアルも含めてこれから調査すると言ってい
るわけですよ、始めると。
厚労省は、また環境だけじゃなくて人体に対
する被害を究明して人の健康を守る役所じゃ
ないですか。
ですから、これ踏み込んでくださいよ。
花粉症のようにもっともっともっともっと
化学物質過敏症、香害増えますよ、このままだと。
だから食い止めたいんです。

柔軟剤について、マイクロカプセル
製法が使われていなかった2008年以前には
被害の声はあまりありませんでした。
カプセル製法で暴露が長くなる、つまり、
ぷちぷちぷちとはじけるというか、それが
全部時間がたってそれぞれなるので、暴露
が長くなりますし、洗っても取れないという
状況があると。
ですから、非常に長く暴露をして体調を崩す
ということがあります。
また、プラスチック公害の一種である
カプセルを吸い込んでおります。
欧州化学品庁は、2019年のマイクロプラス
チック提言において、マイクロビーズだけで
なくマイクロカプセルの使用中止を提言して
います。
家庭用品に含まれるマイクロカプセルは、
プラスチックによる環境汚染を進めるだけ
でなく、人体も汚染するからです。

マイクロプラスチック使用中止、規制を
するために踏み込んでいただきたい
日本もマイクロビーズのときは業界が
自主規制をしました。
マイクロカプセルも業界側が自主規制して
くれるともちろんいいわけですが、
厚生労働省、どうか動いてください。
どうですか」

 

 

厚労省

「 (125字 省略)

先ほど申し上げました厚生労働科学研究
あるいは厚生科学研究、あるいは御紹介の
ありました環境省における研究等も参考と
しながら今後の対応に生かしていきたい
というふうに考えております」

 

 

福島

簡単な話で、十年前の製品に戻せば
いいんじゃないでしょうか
アメリカからこういうものが入ってきた、
日本のメーカーもこぞってこれをやるように
なった、で、香害、化学物質過敏症に発展
するということが起きている。
十年前に戻せばいいんですよ。
いかがですか」

 

 

厚労省

「お答え申し上げます。
繰り返しになって恐縮でございます
けれども、まさにどの物質がどういう影響を
出しているか、与えているかというその機序
もまだ現時点でははっきりしておりませんので、
現時点では、その知見を収集をして、人体へ
の影響などについて知見を収集していくと
いうことに尽きるんだと思います」

 

 

 

 

 

 

福島

「私たちはたくさんの化学物質に取り
囲まれていますし、複合汚染なんですよね。
ですから、一個も、何がどうしてということ
延々やっていたら百年掛かっちゃいますよ
そうじゃなくて、人の命を守るために動いて
くださいよ、厚生労働省。

環境省はもっと前向きに大気中のこのマイクロ
プラスチックを調査すると言っているわけで、
厚生労働省も調査するとは言っているけれど、
何か抽象的で本当にそれがマイクロプラスチック、
マイクロカプセルの中止、規制に結び付くか
分からないんですよ。

今は、欧州化学品庁のようなこの提言の
ように、もう規制すべきだと世界的には
なっていっていますよ。
日本だけ、またアスベストじゃないけど
遅れるんですかと言いたいですよ
是非取り組んでください。(164字 省略)

消費者庁、これはどうなっていますでしょうか。
ポスター作成や配布、掲示方法、啓発活動に
ついて説明してください
ポスターを作り啓発している自治体は52か所、
自治体のホームページを作っているのは111自治体
もあります。
いかがでしょうか」

 

 

消費者庁・片岡進

「(139字 省略)

現在、作成に関する検討を行っている
ところでございます」

 

 

福島

いつ頃できますか

 

 

消費者庁

「お答え申し上げます。
現在、関係五省庁を巻き込みながら、
協力をしながら速やかに検討を行ってまいります

 

 

福島

速やかにって、いつ頃ですか

 

 

消費者庁

「お答え申し上げます。
具体的な時期を明示することは今の時点
ではできませんが、できるだけ速やかに
検討を行ってまいります」

 

 

 

 

 

 

福島

「(135字 省略)

米国疾病予防管理センター、CDCは2009年、
CDC施設内における香り付き製品の使用を
禁止し、1万5千人の職員に香り付き洗剤や柔軟
剤等で洗濯した衣類を身に付けて職場に来る
ことの自粛を要請しました。
CDCは2015年、ウエブサイトで、職場における
空気環境を良い状態に保つことは職員の健康と
仕事の効率を維持するための予防的措置であると
明記をしました。
米国やカナダでは、幾つもの州で行政機関の公共
施設、学校、大学、病院等におけるフレグランス
・フリー・ポリシーが実践されています。
それらの施設では、積極的に香り付き製品の使用
が自粛をされています。
日本でも、フレグランス・フリー・ポリシーが
実践されるべきだと考えます。
まず、香害で苦しむ人たちに対し、生活する現場
での対応を変える必要があります。
医療、介護の現場で人体への影響が生ずる
おそれがある。
香害に苦しむ人が安心して医療機関に受診
できるように、院内での香り付き製品の使用
を是非禁止をしてください。
香害で苦しむ人が介護を受ける際に、柔軟仕上
げ剤など香り付き製品を身に付けたケアスタッ
フの来訪で体調不良を起こすケースがあります。
ケアスタッフの香り付き製品使用は禁止、自粛
していただきたいと思いますが、いかがでしょうか

 

 

厚労省

「お答え申し上げます。
医療、介護の現場において、そうした香り付き
の衣服等の使用についての規制ということに
なりますと、やはり一定の、国としての規制と
いうことになりますと、一定の原因なり、もう
少しそのエビデンスといいますか、そういうも
のが必要となるんであろうというふうに考えて
おります。
現時点では、まだこの香害についての発生機序等
が不明である段階でございますので、この時点で
規制という形で課すということはなかなか難しい
というふうに考えておりまして、引き続き、先ほ
ど申し上げましたけれども、関連する研究、厚労
省に限らず、あるいは諸外国の状況なども注視を
してまいりたいというふうに考えているところで
ございます」

 

 

福島

規制ではなく啓発、広報、あるいは
自粛を要請するなどはいかがですか

 

 

厚労省

「(64字 省略)

先生、委員御指摘にございましたその外国の
事例ですとか、そういうものを踏まえて検討
してまいりたいというふうに思います」

 

 

 

 

 

 

福島

「(128字 省略)

学校の現場でも香害で苦しんでいる子がいます。
化学物質過敏症の子もいます。
子供たちの衣服、日常着、体操着、それから
給食配膳時の着替え、あの割烹着とかエプロンや、
それからキャップですよね、などにおいて、当番に
なって次の子に渡すときにすごく柔軟剤とかでやって、
それ洗っても取れないという、気分が悪くなると
いう話も聞きます。学校現場で香害があることを、
これはどういうふうに文科省は取り組むのか
どうでしょうか」

 

 

文科省

「(563字 省略)

文科省としては、こうした様々な研修等の機会
を通じて、引き続き各学校において個々の児童
生徒等の実情に応じた配慮が適切に行われるよ
うに是非ともお願いをしたいと考えております。
引き続き、自治体等の取組の先進的なものも含
めて必要な情報提供等を行い、各自治体の取組
を促してまいりたいと考えています」

 

 

福島

「(413字 省略)」

 

 

文科省

「(182字 省略)」

 

 

 

 

 

 

福島

「(220字 省略)

マイクロカプセルを使用している製品の表示
が不十分だと思います。
製品にマイクロカプセルを使用しているか
どうか、使用している場合は、そのカプセル
自体の成分は何か、カプセルの中身の成分は
何かという情報を表示すべきではないでしょうか

 

 

消費者庁

「お答えいたします。
柔軟剤等にマイクロカプセルが使用されている
ものがあることは承知をしております。
一方、マイクロカプセルと健康被害との関係に
つきましては、科学的知見に基づく実態解明が
進んでいないものというふうにも認識しております。
柔軟剤等の香料成分につきましては、現在、
事業者において自主的な香料成分の開示について
の取組が進められております。
消費者庁としては、現在、事業者において進め
られているこういった香料成分の開示について
の取組の効果等を注視してまいりたいという
ふうに考えております」

 

 

福島

「表示もさることながら、ちょっと消費者庁
として、先ほど環境省は、業界、メーカーと
話をしているとおっしゃいましたが、消費者庁、
厚労省、そういうことをおやりになっていますか

 

 

消費者庁

「香料成分あるいはそのマイクロカプセルの
表示について、厚労省等で進められている
実態解明に向けた取組、こういったものを
注視しながら、表示行政について消費者利益
の確保の観点から取り組んでまいりたい
いうふうに考えております」

 

 

厚労省

「お答え申し上げます。
私どもの方も、こういうその関連する業界団体
と、ミーティングといいますか、そういうもの
も行っているところでございます」

 

 

福島

「(91字 省略)

この問題について取り組んできた市民団体も
あり、是非ヒアリングなどで声を聞く機会を
設けていただきたい
いかがでしょうか」

 

 

消費者庁

「(110字 省略)

担当官の率直な意見交換等を図る観点から、
当該会議に民間団体をお呼びして直接御意見を
伺うということは現在考えてはございません
ただ、既に院内集会等を通じ、またあるいは
お電話等を通じて民間団体の御意見等は伺って
おりまして、今後も必要に応じて御意見を伺っ
ていきたいというふうには思ってございます」

 

 

福島

「国民生活センターは、森永ヒ素ミルクのこと
からできたというふうに聞いています。
また、アスベストなどは、世界中で、先進国で
その問題が指摘されながら日本では使い続けた
ことで、今被害が本当に大きくなっています。

この香害、マイクロプラスチック、マイクロ、
ナノマテリアルもそうだと思うんですが、
日本は本当に踏み出してほしい、環境と健康を
守るために踏み出してくださるよう心から
お願い申し上げ、私の質問を終わります」

 

 

 

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本来、洗濯は汚れを落とすのが目的

ある化学物質過敏症の患者さん
は、このように話します。

 

「マイクロカプセルは人から人、
人からモノに付着して移動し、
においを放ち続けます。

 

極端な話、下水からも漂ってきます。
多くの人は、洗濯機に合成洗剤や柔軟剤
を入れることが洗濯だと思っていますが
本来は、汚れを落とすのが目的です。

 

衣類にマイクロカプセルや化学物質を
つけることが洗濯ではないということ
を一度、考えてみてほしい」と。

 

 

 

 

 

入院時に気づいた「そのニオイ」

確かに、言われてみればそうですよね。
洗濯の目的……、なんて当たり前のことなのに
なぜそちらに行ってしまったのでしょう?

 

私は合成洗剤や柔軟剤は使いませんが
数年前に入院した際、お布団の過剰な
ニオイに驚いたことがありました。

 

幸い私はびっくりしただけで済みましたが
入院が長期にわたっていたらと考えますと
少々、恐ろしさを感じます。

 

その経験後、上記の患者さんのように
街中のあらゆるところで、「そのニオイ」
がするのに気づくようになりました。

 

 

 

 

 

アメリカCDCは、仕事場では香りなしを奨励

こちらは、また別の患者さんの言葉。

 

「アメリカのCDC(疾病対策センター)
では、被雇用者に対して仕事場に
くる時は、できる限り香り付き製品
を使用しないことを奨励しています。
日本もそれを見習ってほしい」

 

カナダのハリファックスでは2000年に、
公共の建物において香水の使用を禁止
する、香水禁止条例が制定されています。

 

日本でも、条例まではいかないものの
いくつかの自治体では香水自粛のお願い
をしているところもあるようです。

 

 

 

 

 

厚労省の化学研究に寄せられた意見

2019年度(平成31年)厚生労働省の化学研究
に対する意見を、2018年9月6日から10月5日
にわたり募集しました。
寄せられた意見から一部、御紹介します。

 

 

 

シックハウス症候群と同じような対策を香害にも

「タバコの煙と違って目に見えない香料は
避けることが難しく、一旦吸ってしまうと
鼻の粘膜にナノカプセルが張り付いてとれ
ず苦しみが続きます。
厚生労働省として、シックハウス症候群と
同じようにこの香害についても対策をとる
べく研究を進めて戴きたいと切にお願いす
る次第です」

 

 

診察可能な医師が一人もいない地域がある

「化学物質過敏症を診察可能な医師が一人
もいない地域があり困っている患者が多数
います。
重度の場合、新幹線や飛行機に乗っていくこ
とが不可能で、障害年金の申請もできません」

 

 

 

 

軽度のシックハウス症候群から香害発症

「もともと軽度のシックハウス症候群で、
家具などを購入するときは十分注意してき
ましたが、最近香料による化学物質過敏症
を発症したことがわかり、柔軟剤の香料に
よる吐き気と頭痛に苦しんでいます」

 

 

家の周り、電車はイソシアネート職業病発症レベル

「工場等で使用する有毒ガス検知器を借りて
我が家の外気や混雑した電車の中で測定した
ら、イソシアネート(トルエンジイソシアネ
ートとして測定)でアラームが鳴り、職業病
発症濃度である。
また、我が家の外気では、ほとんどの時間
イソシアネートの反応があり、一日中イソ
シアネートに晒されている生活である。
私と妻は、香害の被害者で原因を探ってき
ました。(略)
個人の研究では設備、技術的に限界があり
ますので、(略)専門家が研究して香害の
根本原因を解決して戴きたいと思います」

 

 

 

 

 

厚生労働大臣に送った要望書

2021年4月12日、日本消費者連盟が事務局
を務める「香害をなくす連絡会」が、
「香害で苦しむ人の医療、介護の改善を
求める要望書」を厚労大臣に送りました。

 

それに対し、厚生労働省医政局
総務課から回答がありました。

 

「現時点では原因や病態、発症機序等が
不明であり、疾患概念が確立していない」

 

ことを理由に、全ての要望を退けたという
ことで、これは訴え始めた4年前から
全く同じ見解だそうです。

 

「中枢性感作と呼ばれる病態の解明に
ついて、研究を進めている」として、
香害を個人の特異的体質として調べて
いるということ。

 

しかし「香害をなくす連絡会」では香害
を、「化学物質汚染」と捉えているので
香害被害にあった人の体質の調査では
問題解決にならないと考えています。

 

これからも、個人の特異体質ではなく、
誰もが被害者になりうる公害としての調査
を求める働きを続けていくとしています。

 

 

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香害6 全米での香害アンケート

「あぷりのお茶会 赤坂・麻布・六本木」へようこそ!

 

 

 

香害に苦しむ人が多いといわれるアメリカでの調査

2016年6月に、オーストラリア・メルボルン
大学のアン・スタイネマン教授がアメリカ
に住む人を対象とする、香りに関するアン
ケートを行いました。

 

対象は、調査会社がウエブ上にもつ
全米500万人を越す登録者から
年齢・性別・地域を代表するように
無作為に抽出した成人。

 

18〜55歳の、1137人にオンラインで質問
をし、95%から回答を得たものです。

 

 

 

 

 

アメリカ人の4分の1が「化学物質に過敏」

「化学物質製品に普通の人より
過敏だと思う人」の問いには
「25.9%」、なんと4分の1もの人
が自分は過敏と答えています。

 

アメリカの成人を約2億人として
考えてみますと、約5200万人。

 

今回と同じような調査が2003年
と2006年にも実施されましたが
その時の質問では、

 

 

 

 

「化学物質に過敏な人」は

2003年が「11.1%、
2006年が「11.6%」

 

「過敏症」の人は

2003年 「2.5%」
2006年 「3.9%」でした。

 

約10年で、化学物質に過敏は
2倍強に、過敏症は3倍強に
増えているのがわかります。

 

症状としては、

「偏頭痛、喘息発作、神経症状、
呼吸器症状、皮膚症状」

を挙げており、女性の方が多いよう
ですが、これは日本と同じですね。

 

 

 

 

 

12.8%は、医療関係者により化学物質過敏症と

「医師、医療関係者から化学物質過敏症
に罹患したと告げられたことがありますか」
の質問には「12.8%」があると答えています。

 

とはいえ、アメリカでは化学物質過敏症
は公的には病気と認められていません。

 

WHOが認めていないこともあってか
化学物質過敏症を身体的疾患として
いるのはドイツ、オーストリア、
日本くらいです。

 

「歩く、呼吸する、集中する、働く
という『主要な生活活動』の
1つ以上に制約がありますか」
の問いには、「76.8%」があると回答。

 

「過去1年間に、職場の香り付き製品で体調
が悪化し、休職や退職を余儀なくされた」
ことのある人は「15.1%」です。

 

 

 

 

 

職場や公共施設、飛行機ホテル等の香り

「職場を無香料にすることを支持する人」
は「53.2%」います。

 

約半数ですので、支持する人としない人
がほぼ拮抗しているのかと思いきや
支持しない人は「19.2%」でした。

 

半々どころか、職場を無香料に
「したい人」が「したくない人」
の2.7倍もいるということですね。

 

「病院、公共施設などの健康関連施設や、
医師・看護士介護士など健康関連従業員は
無香料にすることに賛成」の人は「54.8%」、
反対は「22.4% 」ですので、2.5倍。

 

「旅客機の機内は『香りなし』が望ましい」
については、香りなしが「59.2%」、
香りつきは「23.6%」でこちらも2.5倍です。

 

 

 

 

「ホテルの香り」については
香りなし、が「55.5%」
香りつき、が「27.8%」で2倍。

 

トイレの消臭芳香剤や、洗面所
の香りつき石けんのため
成人の「17.5%」が公共のトイレを使えず、
「14.1%」が公共の手洗い所で手洗いを
することができないということです。

 

「香料が、数十から数百の化学物質の
混合物であることを知っていますか」
の問いには、知らないが「46.4%」。

 

「香り付き製品は、たとえナチュラル、
グリーン、オーガニックなどと表示され
ていても、有害物質を排出することを
知っていますか」

 

との問いにも「72.6%」が
同様に知らないと答えています。

 

 

 

 

 

アンケートから浮かび上がる香害とアメリカ人

4分の1もの人が、自分は過敏症だと思い
そのうちの半数は医師や医療関係者から
化学物質過敏症だと告げられていて
日常生活にも支障をきたし
1割以上の人が、休職や退職を経験。
職場や病院、公共施設やホテル、飛行機、
公共トイレや洗面所、あらゆる場所で
香りがないことを望んでいるが
香料に含まれる化学物質について
はあまり知識がない。

 

という姿が浮かび上がってきました。

 

私は個人的に、香り付き製品で体調を
悪くし、過去1年間で休職や退職を
経験していた人が「15.1%」もいる
ことに驚きました。

 

1年間と限定していて、この数字は
多いように感じるのですが、日本
ですとどのくらいでしょうか?

 

前掲の日本のものも18%ほどで
したが、こちらは1年と期限を
区切っていなかったようですので。

 

 

 

 

 

市の職員や契約業者には香料禁止や自粛

2010年、ミシガン州デトロイト市
で、市職員に香料使用の禁止を
求める裁判の判決が出ました。

 

職員の1人が、同僚の強い香料で呼吸
困難になり、仕事ができなくなった
と訴訟を起こしたのが2007年。

 

連邦地方裁判所は、10万ドルの損害賠償
の支払いと、市の職員や契約業者に香料
を禁止するよう求める判決を出し、市は
これを受け入れました。

 

また、オレゴン州ポートランド市
では、自治体や職場、病院、学校など
で香料の自粛が実施されています。

 

 

 

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